教えたくない別府

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女将と歩く湯治宿拝見ツアー

2018年6月11日 「かんなわ蒸し通りずむ」で気になった
女将と歩く湯治宿拝見ツアーへ行ってきましたよ♪

かんなわ蒸し通りずむ(鉄輪蒸しツーリズム) | トップページ

 

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旅館みかさや女将、大石千賀子さんの案内で近隣の貸間(湯治宿)をめぐるツアー

 

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貸間って見たことも泊まったことも無いので面白そうだなーって。

当日は雨じょんぶり。←めっちゃ降ってるの意。

 

女将さんが、鉄輪の湯治宿の歴史を語ってくれて
興味深かった~

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農閑期の農家さんが「泥落し」として。家族で長期に来てた。
部屋を貸してくれないかというので貸すことで始まった
部屋を貸すと、お礼にお米や農産物を貰えた
食材は農家さんが持ち込んで、調理しておすそ分けしてくれていた
筑前煮やゼンザイなど。
1週間~1ヶ月くらいの期間で毎年来てた。
山口や四国からの関西汽船と福岡(炭鉱とかも)からが多かった。

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昭和初期戦前とか特に繁盛したそう。
交通手段も車じゃないから電車で来てた。なので駐車場の無い貸間もある。
そのうちに旅館ができた。

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鉄輪銀座とおり。あたりはいろいろな店があって
湯浴み着や、あっぱっぱー(むーむーみたいな)がよく売れた
買い物をする場所とかも無かった時代だから
湯治にきて沢山買ってお土産にもしていたよう。
おもちゃ屋もあって、孫にお土産とか。
食材売ってる店には豆が必ず置いてあったのが女将的には不思議だったけど地獄蒸しで、鉄輪の住人はよく豆を食べていたらしい。

 


お話聞いてると、貸間を各旅館に見せてもらえるってゆうのはとっても貴重な機会なんだそう。。。
行き来することって無いもんなんだね~
ありがたや~

 

☆拝見ツアーはこの順番☆

旅館みかさや

柳屋の地獄釜

旅館みゆき屋

たまの荘

双葉荘

陽光荘

鉄輪豚まん本舗

 


◆旅館みかさや
昭和初期の旅行客の様子写真が壁にかざってあって、宮崎の新婚旅行ブームと同じくらい流行してたらしい。近所の地獄釜を借りれる。

 

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◆柳屋の地獄釜
豚まん本舗の女将さんが用意してくれた野菜と玉子を、柳屋の地獄釜にセット。

 

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◆旅館みゆき屋
シンプルな外観と全く印象の違う館内
ご主人の趣味が骨董ということで、優美な器や古道具入れが並ぶ
みゆき屋女将さんがコーヒーのお接待をしてくれた
食事付きだったり、温泉道で回ってる人にも開けたスタイル

 

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◆たまの荘
こだわりの木材が多種多様に使われた内装
屋上露天は夕景も朝日も絶景らしい
温度管理システムが自慢
ネットからの予約とリピターが多いとのこと
旅館内に地獄釜あり。
足が弱い人のために掘りごたつの食堂もあり

 

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◆双葉荘
裏口から地獄釜見学
ぶらタモリで見たやつだ!
噴気で変色してるのがカッコイイ。

 

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◆陽光荘
泊り客しか使えない地獄釜見学
渋い。地獄釜の様子が絵になる。
長時間蒸して変色してる玉子をご馳走になる

 

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白身はぷりぷり、黄身はなめらか!!!長時間蒸しても硬くならないんだ!

 

みかさや女将さん曰く
本来の地獄釜はここのような泊り客のみ使えるスタイル。

お泊りセットみたいなのが用意してあって
蒸し籠やお湯ポット(水を蒸してある)が貸し出しである

持ち込みできる地獄釜は鉄輪内に3箇所あるけども、要望があって作られた。

市の施設は地獄蒸し工房のみ。


◆鉄輪豚まん本舗
柳屋で蒸した食材をお土産にしてくれた。豚まんつき!

 

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各貸間が超個性的で、外と内がイメージ全く違う。
見学だけで探検してるような楽しさだった
湯治宿としてしっかりと機能していて、なんだか隠された豊かな場所なんだなって。

 

あちこちの宿に滞在してみたくなった~

 

この湯治宿拝見ツアーおススメ

お土産嬉しい

 

 

「貸間」の意味するところは、「昭和風コンドミニアム」なんだね
常連さん的には教えたくないだろうなぁ

 

↓記事になってたのでリンクしときまーすw

www.oita-press.co.jp